読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

三國正樹の『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

チャーチルの亡霊

著者:前田洋平 発行所:文藝春秋読書年:2012(平成24年)印象に残った言葉:中世から繰り返された、どこまでが「ヨーロッパ」なのかという議論はロマンティックで無限の可能性を感じさせるものだった。そうした超国家的な統合という新しい形への可能性や夢…

間違いだらけの教育論

著者:諏訪哲二 発行所:光文社 読書年:2010(平成22年) 印象に残った言葉: 教師や教育業界には一般にミステリーのセンスがない。近代の教育がめざしている近代的個人とは、自我の確かさを疑わない一元的な人間ではなく、自我を形成しつつ自我を括弧に入…

危機日本の「変われない病」

著者:宮本政於 発行所:講談社 読書年:1999(平成11年) 印象に残った言葉:妬みで他人を叩く、これはその社会の病理を映しているといってもよい。しかも妬みは、国民の関心を「出る杭」に向けさせることにより、不満の矛先を逸らすという一種のガス抜きと…

個性を持って貴しとす

著者:日下公人 発行所:プレジデント社 読書年:1991(平成3年) 印象に残った言葉: 次に、「個性」と「目標」について述べてみたい。自分の人生のハンドルをしっかりと握れても、行先の「目標」を具体的に決めていかないとことにはアクセルの踏みようがな…

名ばかり大学生

著者: 河本敏浩 発行所:光文社 読書年: 2009(平成21年) 印象に残った言葉: そもそも、少子化、定員の拡充、激しい競争からの離脱、という三位一体こそが「名ばかり大学生」横行の根本的な原因であり、AO入試が横行しているから大学生の学力が低下した…

教育改革

著者:藤田英典 発行所:岩波書店 読書年:2002(平成14年) 印象に残った言葉:学校選択制プランには多様なタイプがあるが、レヴィンも指摘するように、市場型システム(market system)と公立選択型システム(public choice system)に大別される。前者は…

全日本お瑣末探偵団

著者:綱島理友 発行所: 講談社 読書年:1996(平成8年) 印書に残った言葉: その時、父親たちののヘタクソな試合の観戦に飽きたボクが、グランドの端で壁に向かってゴムボールをぶつけて遊んでいると、そばにひとりの外人がやってきたのだ。(中略)すると…

百年分を一時間で

著者: 山本夏彦 発行所:文藝春秋 読書年:2001(平成13年) 印象に残った言葉: 文に二種類あります。売ってはならぬもの、売るものの二種です。本来文は志を述べるもので、売るものではありませんでした。だから文筆業という職業は、江戸時代まではありま…

社長は少しバカがいい

著者: 鈴木喬 発行所:WAVE出版 読書年:2013(平成25年) 印象に残った言葉: 社長業とは、「人物鑑定業」である。人間がわからなければ、「数字」に騙される。ビジネスとは、最後の最後は「人間」なのだ。これは100%「勘」の世界だ。 ・・・副題は「乱世…

誰か「戦前」を知らないか ――夏彦迷惑問答

著者:山本夏彦 発行所: 文藝春秋 読書年: 2001(平成13年) 印象に残った言葉: 昭和十年代、岩波書店はすでに固いので知られた出版社です。かねて取引ある銀行へ三千円借りようと悩んだことがある。出版社には担保になる工場がない、機械もない、丙種だ…

クラシックCDの名盤 演奏家篇

著者: 宇野功芳 中野雄 福島章恭 発行所:文藝春秋 読書年: 2000年(平成12年) 印象に残った言葉: 偉大な人物ほど世人の評価は両極に二分される傾向があるから(トスカニーニ、そしてカラヤン!)、非難は人物像の大きさかとも思っていたら、さにあらず…

悪の社会学

著者: 戸川猪佐武 発行所: 角川書店 読書年: 1988(昭和63年) 印象に残った言葉: 大河内はせんだっての無作法なこの青年を記憶していたのだ。おそらく田中のことを誰かに聞いたらしく、大河内はすぐに彼を社長室に呼んだ。この社長室に通されて、はじめ…

脳はバカ、腸はかしこい

著者:藤田紘一郎 出版社:三五館 読書年:2013年(平成25年) 印象に残った言葉: このように脳から指令がなくても、独自のネットワークによって命令を発信する機能を持っているのは、臓器の中でも腸だけです。腸のセロトニンの働きが心の健康にも重要な影…

幻想としての文明

著者: 栗本慎一郎 出版社: 講談社 読書年: 1991(平成3年) 印象に残った言葉: 近代社会は一元主義を好み、受動的なる思考を好んだ。一方で理性の目覚めや精神の自立をうたいながら、実は他方で思考のパターン化を要求していたということもできる。 ・・…

音樂の正体

著者:渡邊健一 発行所: 株式会社ヤマハミュージックメディア 読書年: 1997年(平成9年) 印象に残った言葉: 音楽はここ100年、新鮮さを出そうと試みてきた。それは電子楽器や民族楽器の導入による音色革命以上に大きな影響力を持ってきた、と言えるだろ…

クラシックの真実は大作曲家の「自筆譜」にあり!

著者: 中村洋子 出版社: 株式会社ディスクユニオン 読書年月: 2017年1月 印象に残った言葉: まずはエキエル版にみられるような、いろいろな版やデータ、テキストをごちゃまぜにして作り上げられた楽譜は避ける、ということが最初でしょう。 ・・・昔の読…

進歩の終焉 来るべき黄金時代

著者:ガンサー・S・ステント 出版社:みすず書房 読書年:1984(昭和59年) 印象に残った言葉:この情報理論的な考え方からすると、音楽の作曲における創造性とは、意味のある新しい構造的パターンを生み出すことであることは明らかである。しかしながら、…

演奏の時代

著者:福永陽一郎 出版社:紀伊国屋書店 読書年:1983(昭和58年) 印象に残った言葉: いつか遂には、“演奏”も創造行為としての主体性を失い、人間にとって、音楽行為とは“聴く”ということだけにしか意味がなくなるのかも知れません。 ・・・ガンサー・S・…

増補版 私の國語教室

著者: 福田恆存 出版社:新潮社(新潮文庫) 読書年: 1980(昭和55年) 印象に残った言葉: それにしても話にならないのは、近代化といふ複雑な社會問題を、言葉や文字といふ唯一つの鍵で説きさらうという愚かしさです。 ・・・当然のこととして習ってきた…

今日の芸術

著者: 岡本太郎 出版社: 講談社(講談社文庫) 読書年: 1976(昭和51年) 印象に残った言葉: 芸術には教えるとか、教わるということは何一つないのです。 ・・・そのほか「今日の芸術は、うまくあってはいけない。きれいであってはならない。ここちよく…

『現代ピアノ演奏法』

著者: ライマー=ギーゼキング (井口秋子訳) 出版社: 音楽之友社 読書年:1972(昭和47年) 印象に残った言葉: 小さい部分がよく研究されたなら、さらにもうひとつの小部分(かならずしも、あるフレーズの終りまででなくてよいのである)を手がけ、そし…

ブログ開設

以前、個人のサイトを作っていましたがプロバイダの事情により消滅してしまいました。とりあえずブログで復活。読書量が多いことが取り柄だと思っているので、読んだ本の感想を書いていきます。昔のものから、再読しながら書くこととします。 書名:『ピアノ…