三國正樹 『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

悪の社会学

著者: 戸川猪佐武    発行所: 角川書店

読書年: 1988(昭和63年)

印象に残った言葉: 大河内はせんだっての無作法なこの青年を記憶していたのだ。おそらく田中のことを誰かに聞いたらしく、大河内はすぐに彼を社長室に呼んだ。この社長室に通されて、はじめて角栄は問われるままに、今までの上京以来の経緯を話した。大河内は何度もうなずきながら、「しっかり勉強だけはやっておきなさい」と暖かい一言を角栄に与えた。

・・・上記のように人との出会いによって人生は変わる、ということを何度も経験しました。この本はジャーナリズムが「悪役」に仕立て上げてしまうような人物は、むしろ一つの時代を作ってきた英雄的な人物でもある、というような内容ですが、人から悪く言われることの裏側を考えることも実は大切であるということを気づかせてくれます。