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三國正樹 『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

裏と表から考えなさい 百人いれば百一答

著者:日下公人    発行所PHP研究所

読書年:2001年

印象に残った言葉:創造性にも初段、二段、三段というのをつけてはどうか。四段以上となると、もう創造性とは凡人には見えない。それは狂気と「紙一重」である。では、三段がつけられる創造性とはどういうものか。(中略)いずれにしても、人がすぐほめてくれるようでは大したことはない。初段か二段がその世界である。三段くらいになると、世間からの評価が当分お預けになる。

・・・「個性を生かした教育」などと言ってもなかなかそういう教育を見たことがないのはなぜか、という疑問を持ち続けています。これは日本独特の全体主義(?)が底流にあるからではないかという気もしますが、まあそれは置いて、この本はさまざまな疑問に対して胸のすくような解答が示されています。そして「マスコミの画一報道」という問題に対しても、「要は道徳ぶるということにその問題がある」と言っており、すべての言論や結論を道徳的な所に落とそうとしたがるため、と書いてあります。なるほどという感じがしました。もっといろいろな意見が出てそれを楽しむような風潮になってもよいのになあ、と思うことが今でもよくあります。