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三國正樹の『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか

著者:上杉隆    発行所:PHP研究所

読書年:2013年

印象に残った言葉: そこで大切なのは、ある問題に対して正反対の二つの意見を見つける方法があるだろう。一つひとつの論点を吟味すること。「この点はこちらに賛成。しかし、この点についてはもう一方に賛成」といった具合に。(中略)一つの問題に対し、正反対の論説を並べる記事を「オプ=エド(オポジット・エディトリアル)というが、じつはいま、世界じゅうの新聞でこのオプ=エドが採用されている。(中略)残念ながら日本の新聞では、一つのメディアが異なる見解を同時に採り上げてはいけないという前近代的な規則があるため、それは実現されていない。さらにはディベート教育が十分に行われているとは言いがたく、そのような状況が重なって、日本人は自分と異なるものの見方をなかなか許容できなくなってしまったのだ。

・・・かつて担当していた授業でディベートを一部取り入れてみたことがありましたが、高校までに経験したことがある人とそうでない人の格差があり、あまりうまくいった思い出がありません。その後、「問題解決発表型」にしたらある程度改善されたと思っていますが、日本人の議論下手ということは依然としてあるように思います。それにしても新聞もテレビも同じような言説ばかりが多く、つまらない。この本を読むとその原因がある程度見えてきます。