三國正樹 『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

200CD Bach 名曲・名盤を聴く

編者:大角欣矢・加藤浩子    発行所:立風書房

読書年:2000年

印象に残った言葉:アーティキュレーション(音と音をどれぐらい繋げるか離すか)は、バロック以前の楽譜にはわずかしか記譜されない。しかしこれこそ古楽の表現を決定づける重要な要素である。大ざっぱな言い方をすると、書かれていないものは付け加えずに音楽を構築し、長いフレーズをレガート中心に歌うのがモダンな演奏。これに対し記譜されていなくても、各音の微妙なニュアンス、拍の軽重などを当時の習慣に従いアーティキュレーションによって表現し、短いモティーフを単位にしゃべるのが古楽の演奏と分類できる。

・・・「パッサカリアとフーガ」の項目で書かれていました。演奏慣習は現代では学問として定着していると思いますが、演奏の実践現場ではあまり語られることがなく(私がピリオド楽器演奏家ではないため?)、残念に感じることがまだあります。