読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

三國正樹 『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

音楽を愛する友へ

著者: エトヴィン・フィッシャー(佐野利勝譯)   発行所:新潮社

読書年:1976年

印象に残った言葉:  突然、序奏のひびきのなかから、ポーランドの憂愁とフランスの優雅とが混然と融けあった一曲のマズルカが流れ出たのである‥‥‥かぎりなく美しく、かぎりなく氣高く、今やまわりのものは彼の脳裏から消えうせてしまい、彼はただ赫耀たる光輝と凱歌の中に――彼の輝かしいファンタジイのあらゆる氣高さと勇敢さの光の中に――包まれた、彼の祖國ポーランドを見つめていたのである。

・・・高校生のころ読んで感銘を受けた一冊。たしか駅の売店で文庫本が売っていたので買った記憶があります。その後昭和51年9刷版を神保町の古賀書店で購入、こちらの方が格調があっていいですね。引用は「フレデリック・ショパン」より。このように美しい文章で音楽を語ることができるようになりたいと常に思っています。

f:id:wtp-piano-researcher:20170318080047j:plain