三國正樹 『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

基本 音楽史

責任執筆者:千蔵八郎      発行所:音楽之友社

読書年:1977年

印象に残った言葉:このように,拍子のかぞえかたは,すべて3拍子を基本としているが,後述するアルス・ノヴァの時代になると,現在のように,偶数拍子を中心とする考え方に変わっていった。

・・・学生のころ購入した本です。音楽史の本は何冊か読みましたが、この本がまとまっていて読みやすい。とくに中世時代の音楽理論については、グラウト「西洋音楽史」とともに常に座右の書として参考にしています。

ところで、人間の手足の数から考えると2拍子が自然な拍子というように考えられますが、西洋音楽はなぜ3拍子が基本だったのか? この基本的な問いに対してずっと答が出せませんでしたが、最近になって「たぶんこういうことなのかも」という程度の考え方ができるようになってきました。大学の仕事「教員免許更新講習」にもこのあたりの内容を取り入れるようにしています。勉強は一生続けるもの。今後も音楽史上の疑問についてひとつひとつ取り組んでいきたいと思っています。