三國正樹 『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

頭のきれる奴の とっさの詭弁術

著者:増原良彦      発行所:KKベストセラーズ

読書年:1986年

印象に残った言葉: ましてや誇張された表現は、誇張されただけ実がないと考えた方がよい。/その点では、いちばんよく使われる誇張表現は、「死んだ気になってやります」という奴である。碁や将棋の場合であれば、「死んだ気」というのもわからぬでもないが、人間そのものに関して「死んだ気」などと言われても、その人間は信用できるはずがない。いや、そもそも「死んだ気になる」には、どうすればなれるのだろうか。

・・・子供の頃は結構おしゃべりだったという話を親がしていますが、ピアノを習っていたため友達が少なかった中学校時代。そのためか口数が少なくなり、人前で話すのが苦手という性格になってしまいました。そして簡単に口の上手い人間に騙されるという結果に。それではいかんということでこういう本を読みだしました。これはなかなか面白い本です。阿刀田高『詭弁の話術』も面白かったのですが、こちらは論理的な解説があるのが特徴でした。

・・・「死ぬ気で頑張ります」という言葉は私も何度か聞いたことがありますが、この本にあるように結局は駄目だったということばかりのようで、言葉でこのように言ってもあまり効果はないということかもしれません。物事はやはり計画的な準備が必要。そしてこの本からはマスコミで用いられている様々な詭弁について知ることができ、勉強になりました。