三國正樹 『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

賊軍の昭和史

著者:半藤一利   保坂正康      発行所:東洋経済新報社

読書年:2015年

印象に残った言葉: 靖国神社の起こりは、戊辰戦争の官軍側の戦死者を慰霊する招魂社で、聴衆の大村益次郎がつくったんですね。だから、西南戦争の西郷軍も靖国神社には入れませんでした。西郷軍も賊軍だったからですよね。/ ところが、幕末の禁門の変で死んだ長州藩の兵は入っているんですよ。

・・・清河八郎靖国神社に入っていて、佐久間象山は入っていない、など興味深い事実が述べられています。人物の功績ではなく、幕府方は賊軍、薩長方は官軍という理屈で祀られるかどうかが決まるということには疑問を感じました。いくら「賊軍」とは言え天皇に反逆したわけではないのに、という記述も印象的でした。

・・・以下のようなニュースを読んだことがありますが、興味深い話です。ただ、当分こういう問題は解決されないような気もします。

www.sankei.com

・・・以前、会津若松市まで仕事で行ったことがありますが、戊辰戦争以来、会津の人たちがどういう思いで生きてきたかを市民の方々より聞き、感慨深いものがありました。その時以来、戊辰戦争関係の本は時々読み、「鯨波戦争」という私の生まれ故郷での出来事についても知りました。会津へは、いつかもう一度行ってみたいと思っています。