三國正樹 『読書記録』

今までに読んだ本の記録です。

大宰相 田中角栄

著者:田原総一朗    発行所:講談社

読書年月:2017年9月

印象に残った言葉: 「裏日本」という言葉は、暗くて不便で貧しく日の当たらないという意味合いが強く、現在では差別用語とされているが、谷村によれば、中央集権体制によって日本海側が不当に「裏日本化」された、ということになる。現に、明治時代には日本海側の向上数は日本全体の一五パーセントを占めていたが、大正年間に一〇パーセントを切っているし、新潟は国産石油の七〇パーセントを算出していて、日本石油の本社も新潟にあったのだが、それも大正年間に東京に移った。

・・・副題は「―― ロッキード裁判は無罪だった」でした。ロッキード事件のころは高校生でした。東京の高校で学んでいた私は、友人たちが毎日のように政治の話をしているのに刺激を受けたことを記憶しています。田中氏のことについては、新聞報道等で知った以外のことはありませんでしたが、この本に書かれているような事実があったとは驚きました。検察というのも怖いものだと思います。

・・・お金の使い方に関していろいろ書いてありましたが、新潟県から群馬県に引越した私としては、いろいろな県民性の違いを感じることが多くあります。例えば新潟の人は使うお金の額をすぐ聞いてくること。関西でもそのような傾向があるとTVで見たこともありますが。それと節約している事実を強調する傾向。

・・・群馬県に転居して一番驚いたのは言葉遣いでした。何度も友達に笑われたものです。この転居は小2の時で、高校で東京へ(下宿は習志野市)、大学後半で東京都板橋区、その後埼玉県での生活が長かったのですが、再度群馬県に転居して10年が経過しました。結局どの地方の方言も忘れてしまったという状態です。

・・・この本は文庫本としては639頁の大作で、昭和時代の自民党政治についていろいろと理解することができた本でした。あのころの政治家たちのお蔭で新幹線や高速道路を利用でき、快適な生活を送っていることを実感しています。これからもこういう本を時々読みたいと思っています。